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2012/4/7
「呉医療センター、最新手術で関節の痛み軽減」
呉市の国立病院機構呉医療センター(青山町)は、加齢で軟骨がすり減り痛みを感じる変形性関節症や関節リウマチの患者に専門治療をする「人工関節センター」を開設。最新の手術方法、痛みを抑えたリハビリで患者負担を軽減。
膝の関節治療に特化。人工関節の手術経験が豊富な整形外科医4人と理学療法士2人、看護師4人が専任チームを組み、きめ細かい治療を目指す。
手術は傷んだ関節をチタン合金と強化ポリエチレンの器具に置き換え。手術で出た血液を洗浄して体内に戻す無輸血手術を採用。術後の輸血などが要らず、感染症のリスクを抑制。
約3千万円で導入したナビゲーションシステム装置により、手術前の計画とほぼ誤差なく骨を切断、器具を装着。手術後に血を排出する管を患部に挿さず、傷口を特殊なボンドで固定することで、翌日からシャワーやリハビリができる。患者に痛みを感じさせない方式でリハビリを実施。同病院によると、中国地方で人工関節に特化した診療部門は珍しい。