三大成分「ヒアルロン酸」「グルコサミン」「コンドロイチン」を徹底比較!
関節痛と言うと、最もポピュラーなものは「ひざ関節痛」ではないでしょうか?その中でも最もポピュラーなものが「変形性ひざ関節症」ですね。患者人口は何と2500万人とも言われています。
ただ、変形性ひざ関節症は、数年から十数年という非常に長い年月をかけて進んでいくもの。「潜伏期」→「初期」→「中期」→「末期」→「終期」という5段階のプロセスを経て悪化への道をたどっていきます。今回はその最後の「終期」についてご案内します。
変形性ひざ関節症の「終期」になると、関節の軟骨が完全に磨り減ってしまい、軟骨の下の骨がぶつかり合うようになります。骨はさらに硬くなり、変形も目立つようになって、関節内の「骨と骨のすき間」は、ほとんどないに等しいような状態になってきます。
大腿骨と脛骨がくっついてしまい、関節が関節の役割を果たせなくなってしまうわけですね。
こうなると、当然痛みも強まります。「終期」では、安静にしていても、なかなか痛みが引かなくなります。もちろん、歩くときの痛みも激しく、やがて、杖なしでは歩くのが困難なほどになってきます。
階段は、手すりを頼りにそろりそろりと上り下りするしかありません。O脚はますます進み、ひざだけでなく腰も曲かってくる人が多くなります。関節の可動域も小さくなって、日常生活のさまざまな面に支障が出てくるようになります。
お年寄りのなかには、外に出歩くのを嫌がり、家に閉じこもってしまうケースもしばしば見られます。
しかし、動かさないでいると、関節はますます動かなくなっていってしまうもの。対策をとらないままでいると、そのまま足腰がどんどん衰えて、「寝たきり」に近づいていってしまうこともあります。
変形性ひざ関節症のプロセスについてご理解いただけたでしょうか?では次回のコラムではそうならないための対策についてご説明したいと思います。
なお、関節痛を軽減・治癒する目的で、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などの成分が配合されたサプリメントが市販されています。日ごろの運動や適切なカロリーコントロールに加え、こうしたものも上手に活用しながら、関節痛を予防・治療していきましょう。
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