三大成分「ヒアルロン酸」「グルコサミン」「コンドロイチン」を徹底比較!
このコラムでは、ひざ痛を防ぐための運動や体操を紹介していくことにします。
まず、正しい歩き方について。
みなさんは、日頃、別に意識することもなく歩いていることでしょう。
歩くという行為はじつにあたり前のこと。しかし、そのあたり前の行為を、背を丸めて行なうか、背をピンと伸ばして行なうかでは、生み出される効果が天と地ほどに違ってくるものなのです。
ひざや腰などの関節に、姿勢や歩き方がいかに大きな影響を及ぼすかは、これまでも説明してきました。
背を丸めた前傾姿勢で歩いていると、自然にひざが曲がり、全体のバランスが崩れて、各関節に大きな荷重負担がのしかかるようになってしまいます。
一方、正しい歩き方をしていると、自然にひざがまっすぐ伸びるようになり、各関節にそれぞれに見合った荷重負担がバランスよく分配されるようになります。
そして、ひざをはじめとした関節が与えられた役割をきちんと果たし、のびのびとなめらかに働くようになるのです。
それに、歩くという行為は、誰もが毎日やっていること。
「関節に悪い歩き方」をしていても、「関節にいい歩き方」をしていても、日々の行ないの代償は、一日一日着実にその人の身に積み重なっていきます。
何年、何十年にもわたり「関節に悪い歩き方」をしていれば、足腰の関節にガ夕がくるのが早まるでしょうし、その間ずっと「関節にいい歩き方」をしていれば、いつまでも丈夫な足腰をキープし、高齢になってもスムーズに動くことができるでしょう。
ですから、ふだん、どういう歩き方をしているかで、ゆくゆく、とても大きな差がつくことになるわけです。
では、正しい歩き方を身につけるには、具体的にどういう点に注意をすればいいのでしょうか。
とにかく、いちばん気をつけていただきたいのは、頭を高く上げ、背筋をピンと伸ばして歩くこと。背がまっすぐに伸びれば、自動的におなかに力が入り、お尻がキュッと引っ込み、ひざもピンと伸びます。
先にも紹介したように、自分が1本の“棒”になったようなつもりで行動するといいでしょう。
また、一歩一歩、かかとからしっかり着地して、足の親指に力を入れてつま先で蹴り出します。
さらに、目線を上げて、少し遠くを見るようにし、腕をよく振って、ふらつかずにまっすぐ歩くようにしてください。
これが、正しい歩き方の基本です。
きっと、みなさんは、「な〜んだ、そんなことか、別にあたり前のことじゃないか」と思われるかもしれませんね。
しかし、そのあたり前のことができていない人がとても多いのです。
この基本をしっかりと身につけるかどうかで、みなさんの関節の状態は大きく変わります。少しでも「自分はまだちゃんとできていないな」と思った方は、ぜひ、今のうちにしっかりと正しい歩き方を体に叩き込んでしまいましょう。
なお、関節痛を軽減・治癒する目的で、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などの成分が配合されたサプリメントが市販されています。こうしたものも上手に活用しながら、関節痛を予防・治療していきましょう。
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