このコラムでは、家庭でできるひざの痛みの治し方についてご紹介していきます。

さて、患部（場合によっては全身）を冷やすと、神経の伝導速度が低下して、痛みを感じにくくなります。

また、炎症をひきおこす物質の生成がおさえられます。一時的に血管が収縮するので、うっ血やはれを防止する効果もあります。

変形性膝関節症の場合は、痛みやはれの激しい急性期にかぎって寒冷療法がとられます（温熱療法と組み合わせておこなうこともあります）。

スポーツや事故による外傷の初期段階では、ひざを冷やす方法がよくとられます。

このとき包帯などで圧迫することも、はれをおさえるのに有効です。

ただし、これはあくまでも応急処置の範囲のことです。

現場での素早い応急処置は、ケガの回復のために重要ですが、できるだけ早く病院で検査を受けましょう。

またスポーツ選手のジャンパーひざのように、ひざの酷使が原因の痛みの場合、練習終了直後に氷を直接患部にあててマッサージする方法が効果的です。

（続く）

参考にしてみてください。

なお、変形性ひざ関節症によるひざの痛みを軽減・治癒する目的で、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などの成分が配合されたサプリメントが市販されています。こうしたものも上手に活用しながら、ひざの痛みを改善・治療していきましょう。

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