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関節痛軽減には歩くこと

関節痛と言うと、最もポピュラーなものは「ひざ関節痛」ではないでしょうか?

ではなぜ、ひざが痛くなるのでしょうか。その答えは、とてもシンプルですね。ひざが、体のうちでももっとも体重がかかり、負担が集まる関節だからです。

そうした負担の結果、軟骨がどんどん磨り減っていき、骨と骨がぶつかり合うことで、さらに痛みが激しくなっていきます。

そのような事態を避けるためにも、日ごろから関節痛の予防を心がけることが重要なのは言うまでもありません。

さて、変形性ひざ関節症をはじめ、ひざ痛の大きな原因となるのは、運動不足です。大腿四頭筋などの筋肉を衰えさせてしまったために、関節内のバランスが不均衡になり、トラブルの発生しやすい状況へと進んでしまうわけです。

では、運動不足をどうやって解消させるのがいいのか。それは、やはり歩くのがいちばんです。

「よく歩くこと」こそが、もっとも簡単で、もっとも効果的な、最良のひざ痛予防法と言えます。

とはいえ、何もいきなり「1日40分以上歩く」とか「1万歩以上歩く」といったハイレペルなウォーキングをはじめる必要はありません。それよりも、日常生活のなかで時問を見つけては、小まめに歩くことを目指すことです。

例を挙げるなら、「近所の商店街へ歩いて買い物に行く」「取引先の会社まで歩いて行ってみる」「会社からの帰途、駅から家まで歩いてみる」といったところでしょうか。

そういうふうに、ふだんから「なるべく歩く」を意識づけておくと、事あるごとに歩く機会が増え、結果的に日頃の運動不足が解消されてきます。

そして、その習慣が大腿四頭筋など太ももの筋肉の衰えをストップさせることへとつながっていくのです。

加えて、歩くとひざが痛いという方も、「痛いから歩かない」という姿勢でいては、足の筋力低下は進んでしまう一方です。正しい姿勢や正しい歩き方をしていれば、それほど痛まないはずですし、ひざにサポーターや包帯を巻くだけでも痛みの程度がかなり違ってくるはずです。そういう工夫をしながら、できるだけ歩く機会を増やしていくようにしてください。

もっとも、ひざが痛いのにもかかわらず何十分も歩き続けると、かえって関節の状態を悪化させてしまうこともあります。無理は避けるようにしてください。

ちなみに関節痛を軽減・治癒する目的で、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などの成分が配合されたサプリメントが市販されていますが、こうしたサプリメントにも身体の関節を保護し、クッション機能を復活させる効果があります。

いろいろな知恵を活用し、上手に取り込みながら、身体全体の関節痛を治していきましょう。

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