三大成分「ヒアルロン酸」「グルコサミン」「コンドロイチン」を徹底比較!
このコラムでは、ひざ痛を防ぐための運動や体操を紹介していくことにします。
さて今回は、プールでの水中ウォーキングについてご紹介しましょう。
ひざ痛や腰痛が気になる方には、プールでの水中ウォーキングをやっている方がたくさんいらっしゃいます。
水中では、浮力で体重が3分の1になりますから、ひざや腰にかかる負担もグッと少なくなります。だから、あまり痛みを感じることもなく、ラクに足腰の筋力を強化できるわけです。
水中での歩行は大腿四頭筋を鍛えるのに有効であるのはもちろん、荷重圧力が小さくなるために、ひざ関節も比較的自由に動かしやすくなります。これにより、可動域を広げる効果も期待できるんですね。歩行だけでなく、泳ぐのもいいでしょう。ひざ痛のみなさんは、ぜひ積極的に続けてほしいと思います。
ただ、じつをいうと、腰痛の患者さんには、水中ウォーキングはおすすめしていません。むしろ、お止めするときもあります。みなさんも、もし、症状が腰痛のみで、ひざのほうは大丈夫なのであれば、水中でのエクササイズはやめておいたほうが無難だと思います。
理由は、体が冷えやすいからです。
冷えが関節の動きを悪くすることは先に説明しましたが、とりわけ、腰の痛みには冷えは禁物。腰痛の人が水中で運動をしていると、冷えのためにかえって痛みが増してしまうこともあるんですね。
それに、ひざ痛の場合と違って、腰痛の場合は、そんなにがんばって筋肉をつける必要はありません。腹筋や背筋などの腰の筋力や筋肉量は、腰痛の原因とあまり関係していないのです。
つまり、水中ウォーキングでがんばって腰の筋肉をつけたとしても、それによって痛みが消える可能性は低いのです。それよりも、冷えによって腰痛を悪化させることのほうが心配だというわけですね。
だから、水中ウォーキングは「ひざにはOK」だけど「腰にはNG」。ひざ痛には大きなメリットがありますが、腰痛の場合になると、メリットよりもデメリットのほうが大きいのです。
なお、ひざ痛の人も、水中運動による冷えには十分お気をつけください。
たとえば、最近は各地に「スーパー銭湯」や「温泉クアハウス」のようなプールのような広いお風呂がある保養施設やレジャー施設が増えてきました。
そういった施設を利用してエクササイズを行なうのもひとつの手です。こうした広々とした浴場施設であれば、ふだんは自宅のお風呂でやる『ひざ曲げ伸ばし体操』も、のびのびと行なうことができますよね。
きっと、ひざ痛の方も腰痛の方も、冷えを気にすることなく、じっくりと体を温めながら、気になる関節を動かすことができるのではないでしょうか。
参考になさってください。
なお、関節痛を軽減・治癒する目的で、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などの成分が配合されたサプリメントが市販されています。こうしたものも上手に活用しながら、関節痛を予防・治療していきましょう。
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