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病院での問診・視診・触診

このコラムでは、家庭でできるひざの痛みの治し方についてご紹介していきます。

さて、病院の受付をたずねると、初回は予診のための記入用紙を手渡されることが多いでしょう。

氏名や年齢、性別、身長、体重、既往症、アレルギーの有無、職業、運動の習慣があるかどうかなどの事項に加えて、現在の主な症状、原因、経過などを記入する欄がならんでいると思います。

診断の参考になりますので、正直に答えてください。

・問診

診察室に入ると、たいていは「問診」からスタートします。いすにかけた患者さんを前に、医師は「症状は急にあらわれたか。徐々にあらわれたか。けがはしなかったか。」といったことを質問します。

変形性膝関節症が予測できる場合は、仕事の内容、食生活、住宅環境、痛みで日常生活に制限はないかなどについてたずねることがあります。

・視診

次に医師は患部のようすを目で見て確認する「視診」をおこないます。出欠や水腫(水)によるはれはないか、皮膚の色は変わってないか、変形してないか、筋肉は萎縮してないかなどを観察します。

萎縮の程度を知るために、ひざの上5センチ、10センチの部分に巻き尺をあて、左右の太ももの太さを比較します。

患者さんに立ってもらい、姿勢や脚の形を観察することもあります。

・触診

そして、患部に手を触れてしらべる「触診」をおこないます。診察台の上に横になった患者さんの脚に医帥が手をそえ、伸ばしたり、曲げたり、ひねったりして、正常に動くか、音がしないかなどをしらべます。

触診は、ある程度見当のついている病気の種類を判断するために、系統立てておこなわれます。

痛みをむりにがまんしたり、力んだりせず、すなおに応じることが大切です。

これらの診察にくわえて、必要があれば、血液検査や関節液検査がおこなわれることがあります。

参考にしてみてください。

なお、変形性ひざ関節症によるひざの痛みを軽減・治癒する目的で、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などの成分が配合されたサプリメントが市販されています。こうしたものも上手に活用しながら、ひざの痛みを改善・治療していきましょう。

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